いまさらながら赤碕86-Lev
■ 原点・赤碕86-Lev ■
前回、前々回と妙な展開が続いてしまったので、ここらで元に戻しましょう。今回は、原点回帰というか、赤碕のマシンについて研究してみたいと思います。
主人公のマシンゆえ、プレイヤーが自由にカスタマイズしていくことができますが、まずは初期の状態、プロローグナイトの86-Levをチェックしてみることにします。
E: G-4A F-SPL
[UltraFilter] [EXT-65]
C: type-86
[FlyingSaucer] [MiniTech] [NAVI-90]
B: 86-Lev
[White&Black] [BLR Sticker] [Aero-GT]
Weight 995 kg
PWR 7.8 kg/ps
0-400m 14.336 sec
MaxSpeed 223 km/h
こうして見てみると、なかなか良いマシンだったことがわかります。初期状態でのPWRは7.8と山田や鈴木のマシンにも劣りますが、逆にゼロヨンでは彼らを上回っています。このままではちょっと重いのですが、45kgもあるNAVIを外せばゼロヨンタイムは14.069秒まで向上します。全てのパーツを外したノーマル状態では14.092秒になります。
第1夜に出てきたマシンを、エンジン・シャシ・ボディを標準の組み合わせにして無改造状態で簡単にテストしてみました。
車種 | 馬力・車重 | PWR | 0-400m |
STAR-S | 85.2ps・890kg | 10.4 | 16.725sec |
86-Thunder | 117.0ps・945kg | 8.0 | 14.625sec |
Celine-S1 | 139.8ps・1180kg | 8.4 | 14.925sec |
Cancer2000 | 139.7ps・1340kg | 9.5 | 16.469sec |
Avenue-Z | 144.2ps・1390kg | 9.6 | 15.369sec |
X1800G | 160.5ps・1215kg | 7.5 | 14.669sec |
32typeGT | 154.2ps・1330kg | 8.6 | 14.892sec |
GRA-Ti | 120.6ps・1070kg | 8.8 | 15.369sec |
CVC1600 | 167.4ps・1140kg | 6.8 | 14.669sec |
CVC1600R | 181.8ps・1070kg | 5.8 | 13.758sec |
Wagon660 | 56.6ps・765kg | 13.5 | 17.892sec |
Elephant-D | 139.5ps・2090kg | 14.9 | 18.425sec |
さすがにCVC1600Rには負けていますが、ベースマシンとしての86-Levの優秀さはわかると思います。でも最初の頃はやけに苦労した気もしますね。多少のチューンがあるにせよ、Elephant-Dなどは18秒台のゼロヨンタイムが信じられないほどの加速を見せていました。もしかしたら川崎が乗っていたのかもしれません(笑)。
■ 赤碕86-Lev・NAフルチューン ■
縛りプレイのひとつとして、赤碕86-Lev初期ユニットのままでのクリアに挑戦している人も多いようです。ターボチューンはもちろん、NAチューンでクリアされている人もいます。実際にうろ覚えさんの86NA攻略動画では、その様子を動画にして見せてくれています。
そこで、86NAによる攻略動画を参考にマシンを作り、それがどのくらいの性能なのかをチェックしてみたいと思います。
これは初期状態の86-Levです。クリアを目指していたので全てMAXまで成長してます。 |
ハイカムを使用したチューン特有のトルクカーブです。NAだとハイカム使うしかないですもんね。 |
E: G-4A F-SPL
[BoreUp/400] [HiCam-M/-2] [Autobahn] [LoComp/-1] [Friction-0] [FW-PRO]
C: type-86
[FinalWeapon] [Dimension-4] [C-Diet/50] [C-Diet/40] [C-Diet/30] [C-Diet/20] [C-Diet/10]
B: 86-Lev
[Aero-Diablo] [B-Diet/40] [B-Diet/30] [B-Diet/20] [B-Diet/10] [CFRP-Door] [CFRP-Bonnet]
Weight 646 kg
PWR 2.6 kg/ps
0-400m 11.092 sec
MaxSpeed 239 km/h
さすがに速くなっていますね。最終夜でも安心して走り回ることができます。とはいえクリアを目指すとなると、強烈に速い敵車を相手にしなくてはなりません。やはり相当な腕前がないとクリアは難しそうです。
少しパーツ構成が動画とは違っています。特にECUの違いは大きいと思いますので、次に詳しく説明したいと思います。
■ ECUについて ■
ECUのテストをしてみたところ、プラズマECUを付けるとECU無しよりもタイムが遅くなることがわかりました(無:11.092、プラズマECU:11.136)。パーツ位置による劣化はおこらない位置にセットしています。これには恐らく以下のような理由が考えられると思います。
- エンジンチューンを進める(パーツを増やす)とロスが増えてくる。
- パーツ追加によるロスを上回るほどの効果が無いパーツだと、追加することで加速劣化がおきる。ECUはもともとパーツ自体の加速向上効果は少なめである。
- ただし、パーツ自体の加速向上効果がロスを下回っても、ハイチューンエンジンだとECUのレブ向上効果が大きいため、結果として加速が向上する場合も多い。
今回のパターンでは、ECU無しと+1000rpmのECUのタイムが同じになりました。ゼロヨンだけならECU無しでもいいのですが、最高速のことを考えて装着しています。
プラズマECUは、ECU単体で装着した場合は最も高い効果がでます。参考までに、全てノーマル状態の86LevにECUだけを追加した時のデータを載せておきます。
14.092 ECU無し/Hunaudieres/Hi-Tech
14.069 BaySideSPL/DRAG-ECU/Autobahn/Simple-Tech
14.036 PasswayECU/Club-Sport/WonTec-ECU/WindingECU
14.003 PlasmaECU
ECU自体の加速向上効果はプラズマECUが最も優れていますが、ハイチューンエンジンへのパーツ追加によるロスがそれを上回るほど大きかったため、このような結果になってしまったようです。
■ 86-Levでその他のバリエーション ■
86NA攻略(ターボ攻略も)は、最初から所持しているユニットで最後のクリアまで行けてしまうというのが大きな魅力ですよね。自分でもやってみたかったのですが、腕がついてきませんでした(汗)。
ここで、86攻略には役に立ちませんが、いくつか思いついたバリエーション(実験作)を載せてみます。
E: Forth-16
[Friction-0] [FW-PRO]
(Chassis、BodyはNAフルチューンと同じ)
Weight 651 kg
PWR 3.2 kg/ps
0-400m 10.925 sec
MaxSpeed 264 km/h
どこまで馬力落とせるかなと思って作ってみました。86NAチューンのゼロヨン・最高速を参考に、恐らくクリアできるのではないか、という仕様です。ちなみにエンジンチューン無しでも11.336が出たので、もしかするとそれでもクリアできるかもしれません。
他にはR20B-LBをチューンして(200.4ps / 10.958sec / 247km/h)でもクリアできそうな感じです。実際にクリアするかどうかは別にして、こんな風に頭の中でマシンを組み立ててみるのも面白いものですね。
何はともあれ、最初に86で、そしてNAで攻略しようと思いついた人はすごいです。普通に進めてると、気付けば1000馬力、PWR0.7なんてマシンになっちゃうんですよね(笑)。