F3000の暴れん坊


■ F3000上がり ■

今回も、前回に続いてチーム595のメンバーを紹介します。「F3000の暴れん坊」こと森脇くんの登場です。最終夜だと確認できないのですが、確か「白い彗星」という呼び名もあったような気がします。

話してみるとなかなか威勢の良いお兄さんです。ちょっと生意気なところが「暴れん坊」と呼ばれる所以なのかもしれないですね。赤碕もかなり生意気だとは思いますが(笑)。

スクーデリアとナイトメアに何か因縁があるようですが、その辺の詳しい事情がゲーム内では触れられていないのが残念ですよね。どちらにせよ、つい最近引退したばかりのリーダーのことは全然気にしてないようです(笑)。

森脇RZ-3000typeCのGetReward画面 森脇RZ-3000typeCの性能曲線
ソケットが足りないのでGetReward画面を載せました。RPがすごいことになってます(笑)。 マフラー、エアクリーナー無しですが参考までに。少し乱れはありますが良い曲線です。

● 森脇RZ-3000typeCのSPEC
E: GT-2J
[IronMan] [Pegasus] [Hi-Tech] [EmeraldFlow] [ARROW-JET] [LoComp/-2]
C: type-RZ
[MgMesh] [SpeedTech-Pro] [CarbonStrut]
B: RZ-3000
[White] [EX-Wing-D] [Carbon-C] [595 BLUE]

Power 572.9 (549.3) ps
Weight 1554 kg
PWR 2.7 kg/ps
0-400m (11.592) sec
MaxSpeed (323) km/h
※ カッコ内はマフラー・エアクリーナー無しの状態での参考値

今回のマシンチェックは困りました。エンジンのGT-2J、Lv8まで育ててもソケットが5つしか無いのです。なのに森脇くんは6ソケット使ってるんですよねぇ(笑)。

エアクリーナーとマフラーを使用しているので、1つずつテストしてみました。どちらを付けてもタイムが落ちるので、どうせならと今回は両方外して測定しています。実際の森脇仕様のマシンはゼロヨン11.8前後になると思います。

11.8秒だとしても、かなりの速さですね。これまで取り上げたマシンの中では、元町Q'sの2台に次いで第3位のタイムです。ストーリーの進行と逆行するようにライバルマシンの性能が落ちてきて心配していたのですが、ようやく手応えのありそうなマシンの出現です。

チームメイトのホワイトタイガーが無理な高速仕様でタイムを落としていたのに比べ、大型ターボと中速重視のツインターボを組み合わせたバランスのよいチューンが光ります。



■ 同仕様バトルにて ■

森脇マシンとは久しぶりに同仕様(マフラーとエアクリーナー無しなので、こちらが少し速い仕様ですが)対決もしてみました。


同仕様バトルのスタートその1 同仕様バトルのスタートその2
ギョッ!スタートの瞬間にこれだけの差が。 あらら〜。さすがゼロヨン8秒台ですね(笑)。


以前、高橋Zeta2400のところでも少し触れましたが、今回は2枚連続のSSを載せておきます。この後、試しにゼロヨン8秒台のマシンでチャレンジするとほぼ同等のダッシュになったので、やはり川崎Cancerと同じく3秒ほどの補正がかかっているようです。

普通に進めていると、このあたりではプレイヤーのマシンもゼロヨン8秒台くらいにはなっていることが多いですしね。補正無しではほとんどバトルにならないので、スタートだけは補正をかけているのだと思います。

逆にコース全体でのラップタイムは、マシン性能に比べるとちょっと遅めに設定されているようです。今回はS字あたりで追い付き、裏のストレートでパスできました。このへんのサジ加減でバトルを演出しているのでしょう。

コースによってもスタートの敵車補正がだいぶ違うようです。距離が長いせいか、C1での補正はかなり大きいほうです。PWR 3〜4程度のマシンを常用していると、C1は敵車のスタートが速くてちょっとイヤなんですよね(笑)。



■ RZ-3000について ■

森脇マシンもかなりイイ感じに仕上がっていますが、せっかくですからRZ-3000の可能性をさらに探ってみたいと思います。

RZ-3000といえば国産最高峰のマシンのひとつですね。Rのときと一部重複しますが、各社のフラッグシップモデルを表にしてみました。


各社のフラッグシップモデルを
純正組み合わせ、チューン無しでテストしたデータ
車種 馬力・車重 PWR 0-400m
33typeR 280.3ps・1595kg 5.6 13.692sec
RZ-3000 280.1ps・1530kg 5.4 13.336sec
HighwayStar 280.5ps・1290kg 4.5 12.169sec
Seven-FD280 279.4ps・1295kg 4.6 12.892sec
Evo-2000R 280.3ps・1295kg 4.6 12.792sec
WR-2200B 280.5ps・1290kg 4.5 12.569sec


車重1200kg台のマシンは仕方ないですが、同じ1500kg台の33R相手にはだいぶ健闘してます。33Rの駆動方式がゼロヨンに有利な4WDであるにも関わらず、RZ-3000は車重差以上のタイム差を付けています。RZ-3000のエンジン、GT-2Jが相当にパワフルなことが予想できますね。

比較用にGT-2JエンジンとR26B-TT33エンジンの性能曲線を並べてみました。


GT-2Jエンジンの性能曲線 R26B-TT33エンジンの性能曲線
トルクカーブがスケールアウトしちゃってます。トルクフルなエンジンが速さの秘密ですね。 こちらも十分トルクフルなのですが……。GT-2Jに比べるとバランス寄りなのでしょう。


GT-2Jは280psクラスとしては群を抜いた最大トルクですね。280psクラスのエンジンのほとんどは、最大トルクは 30kg台ですし、高回転型のCB32(HighwayStarのエンジン)などは 31kgしかありません。


280psクラスでトルク40kg台のエンジン
エンジン 搭載車種 馬力/回転数 トルク/回転数 ミッション
R26B-TT34 33typeR 293.0/7500 40.0/4500 6
B20-TT COSMIC 282.2/6000 41.0/3000 4
※ DIA-6G Evo-3000 279.6/6000 43.5/2500 6
5000E Danger-V6 288.2/5000 44.6/4000 4
GT-2J RZ-3000 280.1/5500 46.0/3500 6
※DIA-6Gはソケット無しのエンジンです。


280psクラスのエンジンは結構たくさんありますが、トルク 40kgを越えているのはこれしかないのですね。GT-2Jエンジンは、最大パワー発生回転数が5500回転と高回転が少し苦手に見えますが、6速ミッションを搭載しているので十分カバーできていそうです。


RZ-3000の弱点を上げるとしたら、やはりその重さですね。Rよりは軽いとはいえ、1500kg超の車重はどうしても足かせになります。エンジンは高回転が若干弱めですが、何といっても最大の難点はそのソケット数の少なさです。こればかりはどうしようもありませんが……。

RZ-3000の特徴がだいたい掴めたところで、いよいよチューンに入りたいと思います。



■ RZ-3000のチューン ■

今回のチューンではやはりソケット数の少なさに苦労しました。ターボで2つ、ピストンで1つ。残りの2つのソケットをどう使うかで悩みます。

ターボを追加してさらにパワーアップを狙うか、ECUで最高速を伸ばすか、フリクション-0等で確実な加速力向上を取るか……。


今回はバランスを重視して以下の仕様にしてみました。

森脇RZ-3000typeC tunedのコンプリート画面 森脇RZ-3000typeC tunedの性能曲線
ソケットがあと1つあれば、この仕様でも10秒切れたかもしれません。5つは少なすぎです。 ゼロヨンタイム偏重仕様ではないので、実戦でも速くて扱いやすいエンジンだと思います。

● 森脇RZ-3000typeC tunedのSPEC
E: GT-2J
[Hercules-SCT] [Venus&Mars] [Friction-0] [Autobahn] [LoComp/-1]
C: type-RZ
[MgMesh] [SpeedTech-Pro] [CarbonStrut] [C-Diet/50] [C-Diet/40] [C-Diet/30] [C-Diet/20] [C-Diet/10]
B: RZ-3000
[White] [EX-Wing-D] [Carbon-C] [595 BLUE] [B-Diet/40] [B-Diet/30] [B-Diet/20] [B-Diet/10]

Power 643.8 ps
Weight 1322 kg
PWR 2.0 kg/ps
0-400m 10.136 sec
MaxSpeed 345 km/h

ゼロヨンで10秒が切れなかったのは残念ですが、あえてバランスチューンにしています。ターボの組み合わせは……どうしてもこうなってしまいますね(笑)。ゼロヨン・最高速・実戦向きのトルクカーブと欲張ると、他に良い組み合わせがなかなか見つかりません。

なお、ECUを外してFW-PROに、HerculesをNeptuneに変更すると9.858秒が出ますが、最高速が300km/hで頭打ちになってしまいました。それでも、トルクカーブは綺麗なので湾岸以外ならそちらの仕様でもいける気がします。

今回の仕様のターボの組み合わせは、最強R(699.6ps / 1342kg / 9.792sec / 341km/h)とそっくりです。比べてみると、ゼロヨンでは及びませんでしたが、最高速では勝っています。何しろ向こうはエンジン換装した最強バージョンですから(笑)。標準の組み合わせのまま頑張ったRZ-3000も十分強力なマシンだと思います。

今回のマシンは、シャシ・ボディは森脇仕様を軽量化しただけです。タイヤさえも履いていません(笑)。FinalWeaponを試したのですが、ゼロヨンタイムが変わらなかったのです。シャシのタイヤが標準でハイグリップなのか、他に何か秘密があるのかはまだわかりません。ハンドリングを考えるとFinalWeaponを履かせたほうが良いかもしれませんね。



森脇RZ-3000 typeC tuned は、良くも悪くもエンジンのGT-2Jの特徴がよく出たマシンになりました。GT-2JのポテンシャルはR最強のエンジン、R26B-TT34にも決して劣らないと思います。しかしソケットが5つなのは致命的ですね………。
今回はバランスチューンなのでソケット数を抑えることができましたが、限界までチューンするとなるとR26B-TT34との差は大きくなると思います。

しかし逆に、少ないソケットをどう活用するか、久しぶりにいろいろ考えさせてくれるマシンでした。絶対パワーやゼロヨンタイムだけでなく、ぶ厚いトルクを広い回転域で発揮してくれるエンジンの実戦での速さも感じさせてくれました。

森脇くんがこのマシンに乗って、F3000で培ったテクニックをフルに発揮したとしたら……。うーん、やはり彼には今のままのマシンに乗っていてもらうことにしましょう(笑)。



■ オマケ ■

川崎Cancer3000改・GT-2Jのコンプリート画面 川崎Cancer3000改・GT-2Jの性能曲線
ギリギリ1000馬力を越えてくれました。それにしても曲がらないマシンです(笑)。 トルクカーブどうこうは言いません。スケールアウトしそうなトルクが全てを語っています(笑)。

● 川崎Cancer3000改・GT-2JのSPEC
E: GT-2J
[Neptune-SC] [Meteor] [Pegasus] [Hercules-SCT] [LoComp/-1]
C: type-MK30
[DragPower] [Talantura] [YOROSHIKU] [C-Diet/50] [C-Diet/40] [C-Diet/30] [C-Diet/20] [C-Diet/10]
B: Cancer
[RedViolet] [Carbon-Zokky] [B-Diet/10] [B-Diet/20] [B-Diet/30] [B-Diet/40] [GT Sticker] [CFRP-Door]

Power 1002.3 ps
Weight 1354 kg
PWR 1.3 kg/ps
0-400m 9.569 sec
MaxSpeed 306 km/h

ゼロヨンの親玉でちょっと書いた、川崎Cancer改のGT-2J換装仕様です。さすがGT-2Jエンジン、見事にゼロヨン9.6秒の壁を破ってくれました。最高速もCancerのシャシの方がRZのシャシより少し伸びるようです。いくらか軽量化になりますし、RZ-3000のシャシ換装仕様もアリかもしれませんね。

それにしても、ここまで頑張ってようやく川崎に勝てるんですねぇ。いやはや何とも……。

戻る


inserted by FC2 system