仕方なくあいつのマシンもチューン
■ 山田健三 ■
赤碕「前回はひどい目に会っちまったのさ………最後のほうは記憶が飛んでやがる………冗談じゃねぇ………」
山田「おい赤碕!ひどいじゃんか」」
赤碕「今度は山田か………お前入院してたんじゃないのか?」
山田「怪我なんかすっかり治っちゃったじゃんか。あれから何日経ったと思ってるんだよ………って、まだあの夜のまま?なんか時間の進み方が変じゃんか」
赤碕「そ、それはまあいいさ………ところで一体どうしたんだ?」
山田「由佳ちゃんがすごく速くなったじゃんか。聞いてみたら赤碕にチューンしてもらったって言ってたじゃんか。赤碕ばかりいいとこ見せてズルイじゃんか」
赤碕「それはもう思い出したくもねぇ………」
山田「俺のマシンもチューンして欲しいじゃんか!」
赤碕「………」
山田「由佳ちゃんのマシンより速くして欲しいじゃんか!」
赤碕「………わかったわかった。それで、鈴木のマシンはどんなエンジンだった?」
山田「なんか1万回転まで回るって言ってたじゃんか」
赤碕「………やっぱりX4のやつに乗ってるのか………泣けるのさ………」
■ 気が進まねぇがチューンするのさ ■
赤「仕方ねぇ………とにかく山田のマシンをチェックするのさ………」
E: BA16
[AirFilter] [EXT-55] [MachSpeed]
C: type-CVC
[GentleRoad] [KY-Sus]
B: CVC1600
[KY-Ligthtblue] [KY-Door] [KY-Bucket] [BLR Sticker]
Weight 1136 kg
PWR 6.9 kg/ps
0-400m 14.625 sec
MaxSpeed 240 km/h
赤「チューン前の鈴木のマシンより遅いじゃねぇか……」
山「フルチューンすれば速くなるじゃんか」
赤「(フルチューンするにはまた経験値稼がなきゃならねぇのさ……冗談じゃねぇ……)」
鈴木のマシンのチューンで精神的ダメージ(笑)を受けていた赤碕は、山田のマシンで走り込むのが面倒になったようです。
赤「フルチューンしても、どうせ自分で勝手に変なパーツ付けるに違いねぇのさ」
山「俺だってチューンしたいじゃんか!」
赤「シャシとボディはまだしも、エンジンは下手にいじるとフルチューンの意味がなくなっちまうのさ」
山「そこを何とかうまくやって欲しいじゃんか」
赤「最初からチューンされた高性能エンジンに換装するのが一番なのさ(ソケットが無いから安心なのさ)」
山「高性能エンジン?なんかすごいじゃんか」
■ 山田CVC1600のエンジン選び ■
赤「前にテストコースで俺に渡したCA30エンジン、あれに換えるだけでかなり速くなるはずなのに、どうして自分で使わなかったんだ?」
山「ああ、あれはソケット無いし………あわわ、違うじゃんか!俺はテストコースのプリンスじゃないじゃんか!」
赤「いいけどさ………とにかく、エンジンを換えた場合のデータを表にしてみたのさ」
エンジン | 性能 | 0-400m | 最高速 |
FC20 | 直4・2000ccDOHC・250ps/22.0kgm | 12.758sec | 271km/h |
GT-1J tuned | 直6・2500ccDOHCターボ・290ps/39.8kgm | 12.625sec | 267km/h |
DIA-6G | V6・3000ccDOHCツインターボ・280ps/43.5kgm | 12.269sec | 267km/h |
FLAT6-36T | 水平6・3600ccSOHCターボ・365ps/52.0kgm | 12.192sec | 288km/h |
CA30 | V6・3000ccDOHC・280ps/30.0kgm | 12.092sec | 286km/h |
GT-3S WR | 直4・2000ccDOHCターボ・299ps以上/52.0kgm | 12.069sec | 220km/h |
BMG-32S | 直6・3200ccDOHC・321ps/35.7kgm | 11.825sec | 266km/h |
R26B-MOVE | 直6・2700ccDOHCツインターボ・800ps/70.0kgm | 10.492sec | 326km/h |
山「どれも俺のマシンより速いじゃんか!すごいじゃんか!」
赤「………思ったより伸びなかったのさ………」
山「800馬力がすごいじゃんか!これなら由佳ちゃんのマシンにも勝てるじゃんか!」
赤「鈴木のマシンはゼロヨン10.169sec、最高速252km/hなのさ………」
山「と言うことは?」
赤「最高速は別にして、ゼロヨンで勝てるエンジンはないのさ………」
山「800馬力でも勝てないなんて、もうダメじゃんか………ショックじゃんか………」
肩を落としてしょんぼりしてる山田を見て、赤碕のチューナー魂に火がつきました。
■ 山田のマシンをDiabloチューン?! ■
赤「山田!俺に任せとけじゃんか!じゃなくて、任せとけなのさ………」
山「?」
赤「この禁断のエンジン………V30G-Diabloをお前にやるのさ」
山「Diabloって、あの黒服の奴らのエンジンじゃんか。沢木も難馬さんもそれで事故ったって聞いたじゃんか」
赤「いや、お前なら大丈夫なのさ。山田は奴らに捕まったとき、資格が無いって言われたんだろう?」
山「そういえばそうだったじゃんか」
赤「だから、山田は声が聞こえてくることはないし、Diabloでも事故らないのさ」
山「声?」
赤「気にするな。とにかくDiabloチューンを始めるのさ………」
エンジンがまだLv6なのでフルチューンできませんでした。山田のだとやる気おきなくて(笑)。 |
カラーは速さに関係ないですが(笑)。ちなみに、カラーはポケステ経由でゲットしてます。 |
E: V30G-Diablo
[−]
C: type-CVC
[GentleRoad] [KY-Sus]
B: CVC1600
[Color-Diablo] [KY-Door] [KY-Bucket] [BLR Sticker] [Aero-Diablo]
Weight 1183 kg
PWR 1.9 kg/ps
0-400m 10.136 sec
MaxSpeed 346 km/h
山「なんだか気持ち悪いカラーになっちゃったじゃんか」
赤「Diabloチューンだから仕方ないのさ(嘘だけど)………」
山「でも由佳ちゃんに勝つためなら我慢するしかないじゃんか」
赤「鈴木のマシンが10.169secで、この山田-Diabloは10.136secだからほぼ同等の加速だけどさ………」
山「ガーン!それじゃテクニックで勝負になっちゃうじゃんか………負けるかもしれないじゃんか」
赤「男らしく腕で勝負しろと言いたいが………どうしても勝ちたいならタイヤを替えてみるといいのさ」
山「タイヤ?」
赤「ああ。タイヤの違いによる加速力の差は馬鹿にできないのさ。ちょっとまとめてみたからゴマ塩程度に参考にしてくれ………」
10.192 Ecology
10.136 タイヤ無/GentleRoad/CityCruise/GP2000/Scud
10.092 SharpShooter/GP5000
10.069 Patriot
10.036 Monza/GP5000R/FinalWeapon/DragPower
09.925 Mic&Toms
山「へぇー。タイヤだけでずいぶんタイムが変わるじゃんか」
赤「タイヤ選ぶときはグリップだけでなくハンドリングにも気をつかわないとダメさ(でも、肝心のサスがあれだしな)………ま、好きに選ぶといいのさ………」
山「腕で勝てそうになかったらタイヤでチューンか………メモメモ………」
赤「とにかく、ゼロヨンなら勝てる仕様になったのさ………」
山「よーし!さっそく走りにいってくるじゃんか!赤碕、サンキューじゃんか!」
山田と鈴木の勝負がどうなったのかは知らない………その後、街で直線だけやけに速い、気持ち悪いカラーリングの車が評判になったじゃんか。ゴ○○リなんてあだ名を付けられたそうじゃんか。
めでたしめでたし?